目次
2 19世紀末から20世紀初頭におけるアメリカの産業・貿易構造
3 1922年関税法の成立による高率保護関税政策への復帰と産業界
(1)国務省と政策転換推進派の企業および業界団体との緊密な連携
第4章 国務省による互恵通商政策の展開と枢軸国中心のブロック経済化との矛盾の深化
3 互恵通商政策の展開とドイツの為替清算制度との矛盾の深化―真の敵としてのナチス・ドイツ
(1)「新計画」体制=為替清算協定による「生存圏」形成志向に対する対独通商融和政策の限界
(2)「4ヵ年計画」体制=自給自足的再軍備の強化に対する対独通商対抗政策の開始
4 アメリカ貿易政策史研究からみた「ハル・ノート」の特質と米日戦争の必至性
(2) アメリカ貿易政策史研究からみた「ハル・ノート」の歴史的意味
第5章 アメリカによる世界的自由貿易体制の創出と実業界および国務省
(4)ハルの極東政策と海軍思想の目覚めーマハンの「アジア論」への反応
(2)ワシントン諸条約・ロンドン軍縮条約に対するスチムソンの立場
(3)通商条約の一方的破棄による対日経済制裁のためのフリーハンドの掌握
第5章 真珠湾―アメリカにとっての「戦争突入への最善の方法」
3 「日伊独三国同盟」―アメリカの真の敵ドイツと日本との勢力範囲の確定と軍事同盟締結
4 開戦外交―日本側から戦争を仕掛けさせるための対日経済封鎖の強化
(2)対日石油輸出の禁止とハルによるルーズヴェルト・近衛会談の抹殺
(4)真珠湾―開戦への国論統一とドイツを参戦させたアメリカ外交戦略の勝利
(1)開戦時の米日海軍力比較―緒戦の日本側勝利を可能にした近接した海軍力
(2)海軍整備完整による米日海軍力の拡大―日本の戦争遂行能力の喪失
(3)終戦時の米日海軍力比較―圧倒的なアメリカ海軍力と日本海軍の壊滅