メッセージ

日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)のノーベル平和賞受賞を心からお喜び申し上げます

 日本被団協は、約70年にわたり地道にかつ粘り強く「核なき世界」、「絶対非戦」を訴え続け、国内外の平和活動を牽引されてきました。これまでの諸活動が国際的に評価され、弊センター一同、大変うれしく思っています。あらためて、日本被団協の皆様、そしてすべての被爆者の方に敬意と祝意を表したいと思います。 本受賞を受け、私たちは引き続き、教育・研究の側面から平和を追求していかなければならないという思いを新たにしています。

ロシアのウクライナ侵攻に対して

 原子爆弾によるキノコ雲の下で生き地獄を経験したのは、多くの無辜の市民です。それを体験し、知る「ヒロシマ」にある教育・研究機関として、この侵攻に強く抗議します。「武力による平和」などあってはいけません。戦争・紛争の犠牲になるのは、無辜の市民であることをあらためて訴えるとともに、第一にロシアの撤兵を強く望みます。

祝 ICANのノーベル平和賞受賞と授賞式における被爆者のスピーチ

 核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)のノーベル平和賞受賞を祝福するとともに、12月10日のオスロでの授賞式で、被爆者が参加し、スピーチすることを大変喜んでいます。核兵器の非人道性があらゆる世界で共有されることを願っています。

2017年10月30日

「核兵器禁止条約」採択を歓迎します

 広島大学平和科学研究センターは、この度の「核兵器禁止条約」採択を歓迎します。同時に、その採択の実現に努力し続けた原爆被爆者に敬意を表します。ヒロシマ・ナガサキの悲願である「核なき世界」への着実な第一歩です。これからの課題は少なくありませんが、「核なき世界」の実現に向けて、平和科学研究センターも学術の世界で貢献していきます。

2017年7月9日

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